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特集

2024.10.23

美味しいを思いっ切り楽しむ!秋の恵(美容・自律神経編)

美味しいを思いっ切り楽しむ!秋の恵(美容・自律神経編)

皆さん、こんにちは!前回は運動の秋をサポートする「運動・脂肪燃焼編」をご紹介しました。

旬の食材はどれも美味しいですが、今回はその中でも「美容・自律神経」をサポートする食材にスポットを当ててご紹介します。是非最後まで読んで、秋の味覚を楽しみつつご自身にぴったりの食材を選んでみてください!

秋の味覚 美容・自律神経編

美肌・老化予防サポート

レンコン(ビタミンC)

れんこんのきんぴら

レンコンは時期により風味が変わり、6~10月の「新れんこん」はみずみずしくあっさりなのが特徴で、11~2月の晩秋のレンコンは粘りと甘みが特徴です。ビタミンCは熱に弱く水に流れやすい性質があり、栄養素の中でも摂取が難しい種類です。しかし、レンコンに含まれるビタミンCはタンパク質に包まれているため、熱調理を行っても壊れにくいとされています。またレンコンは抗酸化作用に優れたタンニンも含まれており、紫外線によるお肌のダメージを緩和し、美肌のサポートにもおすすめの食材です。

かぼちゃ(ビタミンACE)

秋の味覚の中でもかぼちゃはビタミンA・C・Eを全て含む、美容サポートに優れた食材です。ビタミンAはお肌のターンオーバーを、ビタミンCはお肌や粘膜の健康を、ビタミンEは紫外線などのダメージからお肌のサポートをします。

なお、かぼちゃに含まれるビタミンCもレンコン同様に熱調理でも壊れにくい構造のため、煮物、揚げ物、スープやサラダなど調理の幅が選択しやすい食材です。

ブドウ(ポリフェノール)

品種にもよりますが、多くのブドウの旬は秋。ブドウにはポリフェノールが含まれており、ポリフェノールはビタミンC・E同様に抗酸化作用に優れます。抗酸化作用はストレスや紫外線からのダメージ、シワ予防など美容サポートの他、生活習慣病の予防にもおすすめの栄養素!なおポリフェノールは皮に豊富に含まれるため、皮まで残さず食べてください。

老廃物の排出サポート

秋ナス(カリウム・食物繊維)

秋ナス

癖が少なく食べやすいナスですが、実は低カロリーで栄養価に優れた食材であることをご存知ですか?ナスにはビタミン・ミネラルが豊富なだけでなく、ポリフェノールやナスニンという抗酸化作用に優れた栄養も含まれており、美肌や生活習慣病予防をサポートします。またナスの食物繊維は含有量こそ多いわけではありませんが、その形状が野菜の中でも独特であり、そのおかげで腸内の老廃物の排出力が高いと言われています。

秋ナスは昼夜温度差がない為、皮が柔らかく水分を沢山含んでいます。すぐに火が通るため炒め物などがおすすめです。

「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉があります。一見意地悪に聞こえますがこの言葉には諸説あり、秋ナスはカリウムが豊富の為、熱を放出する働きがあり体を冷やしてしまわないよう嫁の体を気遣う気持ちからできたともいわれています。夏ナスよりも栄養価&美味しさが増す秋ナスを、是非楽しんでください!

ごぼう(食物繊維)

秋から冬にかけてが旬のごぼうは、太くて味が濃厚です。

水溶性、不溶性どちらもの食物繊維が含まれているためコレステロールを下げ便秘の解消や血糖値の上昇を抑える働きをします。

きんぴら、たたきごぼう、豚汁、筑前煮、炊き込みご飯などがおすすめ!旨味成分は皮付近にある為、アルミホイルでこするか、包丁の背でこそぐとうまく成分を残したまま調理することが出来ます。

自律神経(代謝)改善サポート

あさり(亜鉛)

あさりのスパゲッティ

あさりは春と秋の2回旬を迎えます。鉄分や亜鉛、タウリン、ビタミンB12などが含まれています。特に亜鉛は神経伝達物質の生成に必須の栄養素であり、自律神経のサポートに欠かせない栄養素です。またビタミンB12は疲労回復を促すため、疲れを感じた時におすすめの食材の一つです。

酒蒸しや、パスタ、味噌汁、ガーリックライスなど、調理のレパートリーが多いのでお好みで召し上がってください。

牡蠣(鉄分・葉酸・銅など)

海のミルクと言われるほど栄養価に優れた牡蠣。牡蠣には様々な栄養が含まれますが、中でも血液の生成に必要な栄養素殆どが含まれています。そのため貧血予防や、血流改善におすすめの食材です。自律神経の乱れる原因として、季節の変わり目による温度差や、体の冷えは大敵です。普段から自律神経の乱れによる不調を感じている方は、血流を意識してみてください。

なお、牡蠣に含まれる鉄分はビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が上がります。是非レモンなどを絞って一緒に召し上がってください。

鯖(ビタミンB群)

鯖はビタミンB群をバランスよく含む食材です。ビタミンB群は自律神経を正常に保つ働きがあり、季節の変わり目など自律神経が乱れやすい時期に積極的に摂取したい栄養素の一つです。なお、秋鯖は不飽和脂肪酸と言われる脂質「DHS」「EPA」が他の季節よりも多く含まれています。これらには、血中のコレステロールを改善したり、脳を活性化させる働きがあるため、血液の質の改善・脳卒中。認知症などの予防にもおすすめ。

秋鯖の特徴は脂がのっていてとろける美味しさがあるので、秋は鯖も楽しんでください。

いかがでしたか?美味しいものが沢山の秋は、どれを選ぼうか迷ってしまいますよね。ですが、どんな食材も食べ過ぎは禁物。お腹の調子や体重と相談しながら、美味しい秋を楽しんでくださいね。

次回もお楽しみに♪