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特集

2024.10.09

美味しいを思いっ切り楽しむ!秋の恵(運動・脂肪燃焼編)

美味しいを思いっ切り楽しむ!秋の恵(運動・脂肪燃焼編)

皆さん、こんにちは!暑さも少しづつ落ち着き、過ごしやすい気温になって秋らしくなってきましたね。皆さんは、秋について思い浮かぶのはどんなものでしょうか?スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋…様々なものがあります。

今回は、中でも食欲の秋として「運動・脂肪燃焼編」「美容・自律神経」の2回に分けてお話していきます。

秋には美味しいものが沢山あるので、今日のおかずの参考にしてみてください♪

食欲の秋

食欲の秋

なぜ一年の中で秋だけ食欲の秋と呼ばれるのでしょうか?それには様々な理由があります。

・秋になると野菜や果物など多くの食材が実る(実りの秋とも呼ばれています)

・夏バテでなってしまった食欲不振の解消(気温が涼しくなるため夏バテも落ち着き食欲が出てきます)

・気温が下がることによって、暑さで失われたエネルギーを補う

・冬支度でエネルギーや栄養を蓄える為

など様々な理由があり食欲の秋と呼ばれています。

運動の秋

秋は涼しくなり、活動しやすくなる季節でもあります。せっかく運動をするなら、効率よく筋力をつけたいですよね。ここでは、運動におすすめの秋の食材をご紹介します。

筋肉を作る(脂肪燃焼)

カツオ(タンパク質)

カツオのたたき

筋肉を作る(増やす)ために、タンパク質は不可欠です。実は魚のアミノ酸スコアは100であり、非常にバランスに優れたタンパク質!カツオには旬が2回ありますが、春に出る初ガツオはさっぱりとした味わいであるのに対し、秋に出る戻りカツオは油が良く乗っていてトロカツオとも呼ばれていて人気です。

DHAや鉄分、ビタミンB6、タンパク質などが含まれています。刺身やたたき、ステーキや竜田揚げなどがおすすめです。

肉類も美味しいですが、是非魚類も意識してみてください!

柿(ビタミンC)

タンパク質は筋肉の繊維の材料ですが、繊維だけでは筋肉として成り立ちません。繊維同士をつなげるコラーゲンによって、ようやく筋肉として成り立ちます。そしてコラーゲンの元はビタミンCです。

柿はビタミンC、カリウム、タンニンが含まれています。実は柿に含まれるビタミンCはレモンより多く、1個で約1日分のビタミンCの必要摂取量を摂れる果物でもあります。

運動の際は「タンパク質」と「ビタミンC」の2種類を一緒に摂取することを心がけてみてください!

舞茸(ナイアシン)

筋肉が正常に動くために「ナイアシン」という栄養素は不可欠です。そしてこのナイアシンは茸類に多く含まれています。

秋が旬の舞茸は、茸の中でもβ-グルカンが一番多くがん予防にもおすすめです。柔らかく風味も豊かなので、包丁を使わず手で裂くと香りが出て味がしみこみやすくなります。火を通すと旨味が出るので天ぷらやパスタ、炒め物や汁物がおすすめです。

なお、舞茸という名前が付けられたのには、かさが重なり蝶がひらひらと舞う姿に似ているからという説と、珍しい形なので見つけた人が舞い上がるほど喜んだからといういくつかの説がある茸でもあります。

エネルギーを付ける

薩摩芋(炭水化物)

薩摩芋

 運動の際、盲点となるのがエネルギーです。エネルギーとなる栄養素の一つである炭水化物ですが、「脂肪を減らしたいから…」とダイエットの際に炭水化物の摂取を控える方もいらっしゃいます。実はこれは全くの逆効果。エネルギーが足りない場合、体は筋肉を分解してエネルギーに変換して使用します。しかし脂肪の燃焼には筋肉が不可欠。エネルギー不足は、“燃焼しづらい体質”にしてしまうのです。

秋が旬の炭水化物と言えば薩摩芋です。ホクホクで甘く秋の味覚の代表とも言える食材です。薩摩芋のすごい所は、ビタミンCや食物繊維、カリウムなどビタミン・ミネラルが豊富で「準完全食」と言われるほど栄養バランスが優れています。

秋の味覚の中でも、薩摩芋と魚類(カツオ・鮭・鯛・鯖など)は特に栄養価が群を抜いていることを覚えておいてくださいね!

里芋(炭水化物)

秋を代表する炭水化物と言えば、里芋も忘れてはいけません。里芋は芋類の中でもカロリーが低く、またカリウムが豊富なので高血圧の改善やむくみ予防にもおすすめです。また里芋のぬめり成分は、血中のコレステロールの改善や消化サポートの働きもあります。

疲労回復

鮭(ビタミンB群)

焼き鮭

疲労回復を効率よく行うためには、代謝を促してあげることが大切です。そして代謝の働きをサポートするのがビタミンB群です。ビタミンB群は互いに補い合いながら働く性質があり、どれか一つが欠けても機能しません。そのため、ビタミンB群はできるだけ一緒に摂取することがポイントです。

鮭は低脂質&高タンパクな食材として知られていますが、魚の中でもビタミンB群を全て含んでいる貴重な食材でもあります!皮部分にもコラーゲンが豊富で、皮まで残さず食べることで美容のサポートにもなります。

林檎(クエン酸)

筋肉が正常に働くためには、前日の疲労をしっかり取り除くことを忘れてはいけません。疲労回復におすすめなのがクエン酸。クエン酸は疲労の原因となる乳酸を分解する働きがあります。

林檎には、クエン酸やリンゴ酸が入っているため、疲労回復や胃腸の働きをサポートしてくれます。

なお林檎はそのまま食べるよりも加熱した方が甘みや栄養が増すと言われてます。また、溶けだしやすい性質のあるビタミンCも林檎の場合はすりおろしても壊れにくいため、風邪の際の栄養補給にもおすすめです。

※薬の種類によっては、ビタミンCにより副作用の危険性が高まる場合があります。そのため飲み合わせ・食べ合わせに関しては、必ずかかりつけ医にご相談ください。

いかがでしたか?今回は「運動の秋」をサポートする、特におすすめの食材をピックアップしてご紹介しました。

しかし、ここにあげた食材はほんの一例であり、他にもおすすめの食材は沢山あります!気になる方は是非調べてみてくださいね。次回もお楽しみに♪