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2024.09.11
皆さん、こんにちは!9月になりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。暑い日の外出の後は、涼しい部屋で疲れを癒す方も多いのではないでしょうか?「何だか怠いなぁ…」と感じる日が多い場合は、もしかしたら夏のクーラー病が長引いているのかもしれません。
実は、クーラー病は夏の疲れが蓄積した夏の半ばから秋にかけて起こりやすい症状です。今回は、クーラー病(自律神経の乱れ)についてご紹介します。
「クーラー病」という言葉を聞いたことはありますか?クーラー病(冷房病)とは、自律神経の乱れによる夏特有の症状の“俗称”の一つであり、病ではありません。自律神経は、暑い時は副交感神経を優位にさせて汗をかいたり、血管を拡張させることで上がった体温を下げます。寒い時は交感神経が優位になり、血管を縮めることで体温の低下を防ぎます。ですが、クーラーの効いた室内で長時間過ごしたり極端にクーラーの温度を下げたりすると、外と室内の温度差で自律神経の感覚が乱れてしまい、食欲不振・頭痛・吐き気・怠さ・眩暈などの様々な不調を起こしやすくなってしまいます。
季節の変わり目は昼夜の寒暖差が大きく、どうしても体調を崩しがちになります。またクーラー病の症状は、夏の半ばから秋にかけて体に蓄積した疲れが現れやすくなると言われています。季節の変わり目とクーラー病の体の疲れが重なってしまい、秋は自律神経の乱れによる症状を長引かせてしまう方も珍しくありません。 そのため、秋は特に “自律神経を整える習慣”を意識することが大切です。
では、どんな人が自律神経を乱しやすいのでしょうか?実は“自律神経が乱れやすい人”には特徴があります。それは下記の通りです。
ストレスや緊張を感じると自律神経の一つ交感神経(興奮を司る)が働き、体が常に臨戦態勢の状態となり上手く休めなくなります。
激しい運動は交感神経が働き、神経を過剰に働かせてしまいます。
体温が低い方は既に自律神経が乱れている可能性が高く、クーラーなどの影響で更に悪化させてしまうリスクが高いです。
年齢とともに筋力が低下することで体温を維持する能力も低下しており、自律神経が乱れやすい状態です。
プライベートで運動習慣が無い方は筋肉量が落ちており、体温を維持する能力も低下しています。
筋肉には、血液を送るポンプの役割や、エネルギーを燃焼することで体温を維持する働きがあります。しかし、運動不足や加齢による筋力低下で十分な筋肉が無いと体温を維持できず、結果として自律神経による体温調節が上手くいかず、自律神経の乱れを引き起こしてしまうのです。
自律神経の乱れとは、分かりやすく言うと“自律神経の疲れ”です。例えば、日常生活でのストレスや緊張・激しい運動などで興奮を司る「交感神経」の臨戦状態が続くと神経は疲れ、神経の鎮め方が分からなくなってしまい、不眠やイライラなどの症状を発症しやすくなってしまいます。
それだけでなく、個人差もありますが自律神経は30代前後から急激に働きが鈍くなっていくと言われています。「年齢が上がるにつれて体調を崩しやすくなった」と感じていたら、もしかしたら自律神経の乱れが関係しているかもしれません。
しかし、季節の変わり目や年齢による機能の低下を防ぐことはできませんが、“自律神経の休め方”やサポートの仕方を正しく身に着けることで、体の不調を最小限に抑えることはできます!
いかがでしたか?秋の自律神経の乱れは、季節の変わり目による気温差だけでなく、夏の疲れを引きずっていることで長引くこともあります。
次回は、自律神経の整え方をご紹介します。次回もお楽しみに♪