FUTURE
特集
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2024.06.01
近年SNSなどで話題になっている『ファスティング』。聞いたことがある方も多いのではないのでしょうか?
ファスティングは、よくシェイプアップやダイエットの一つとして注目されますが、それは間違いです。ファスティングは健康法の一つであり、間違った方法で行うと健康を害してしまいます。
今回から6回にわたって、ファスティングの基礎知識や、行い方、体験者の声などをご紹介していきます!
ファスティングは直訳すると「断食」という意味ですが、健康法としてのファスティングは違います。
健康法でのファスティングは、食事制限はありますが酵素ドリンクなどでしっかり栄養補給をして行うため、完全な断食ではありません。
ファスティングの目的は、「デトックス」「腸内環境の改善」の2つです。これらが身体の中でうまく機能することで副次的効果として、
・体脂肪の減少
・体重が減る
・肌がきれいになる
といった現象が起こります。これが「ファスティング=ダイエット(シェイプアップ)」や美容に良いと言われる所以です。他の副次的効果としては、
・血液がサラサラになる
・寝つきが良くなる
・免疫力が高まる
・冷え性の改善
・慢性便秘の改善
など、様々な健康作用が期待できます。ただし、副次的効果(特に体重減少・体脂肪率低下)は個人差が非常に大きいです。また、あくまでも健康法なのでダイエットやシェイプアップを目的とする場合はおすすめしません。
体脂肪や体重の減少は副次的効果ですが、ここでは「何故痩せるのか?」を簡単に説明いたします。
ファスティングには、食事を酵素ドリンクに置き換える(代替食)食事制限がありますが、食事の量を減らすから痩せるわけではありません。
人の体内には酵素が存在し、消化・睡眠・呼吸・排泄・血圧などあらゆる生命活動に関わっています。そのため、酵素がないと人は生命維持が出来ません。問題点として、体内の酵素量には限りがあることです。
酵素は、消化又は代謝の2つに分かれて使用されます。
例えば、暴飲暴食・食品添加物などは消化のために大量に消化に酵素を使用します。すると、代謝に回されるはずの酵素が残りわずかとなってしまい、結果「痩せにくい」「疲れが取れない」などの症状が出てくるのです。
ファスティングでは、酵素が代謝に回せるように腸内環境を整えます。代謝が正常に働くと脂肪も燃焼しやすくなり、結果として”痩せやすい体づくり”になるのです。
つまり、脂肪や体重の減少の鍵は”代謝酵素”なのです!
代謝酵素を味方につけなければ、ダイエットのために運動を行っても十分な効果は発揮されません。
ダイエットにも非常に重要な役割がある代謝酵素ですが、いくつかの問題点があります。それは
①体内の酵素は年齢とともに減少する
②体内酵素量には上限があり、意図的に増やすことはできない
③酵素は消化に優先的に回される
の3つです。
そのため、歳をとって疲れが取りにくくなった・風邪をひきやすくなったという感覚は気のせいではなく、身体の中の酵素を代謝に十分に回せなくなったために起こる現象なのです。また、食品添加物・消化の悪い食べ物・アルコールは、消化・解毒のために大量に酵素を使用することもわかっています。
限りある酵素を代謝に回すためには、
①暴飲暴食は控える
②食物繊維を取り入れて腸内細菌を元気し、代謝を活発にする
③消化に負担がかかる食材は控える
④食品添加物は出来るだけ避ける
⑤アルコールは控える
⑥腸内環境を整える
などが大切になります。
代謝が十分に働くためには、細胞が元気であることが不可欠です。細胞は栄養が無ければ働けません。
そして体内の栄養の90%以上は腸で吸収されます。腸内環境が乱れていると、どんなに高栄養の食材を摂取しても十分に吸収できません。
よく、ダイエットでは食事制限を行う方がいますが、不適切な食事制限は身体の機能を弱め”痩せにくい体”をつくってしまい逆効果なのです。
なお、腸内環境が乱れるとは、腸内細菌のバランスが崩れ悪玉菌が増加した状態を指します。悪玉菌が増加すると、その毒素が腸内の毛細血管を通って全身をめぐり、肌荒れや口臭・体臭の悪化、体調不良の原因となったりします。
折角ダイエットやボディメイクを行うなら、効果を十分に発揮できるように身体を整えたいところ…。
そのために重要なのが腸内環境なのです!ファスティングでは、
①お腹にたまってしまったものの排出を促す(デトックス)
②酵素飲料で善玉菌の餌となる発酵食品を摂取し、善玉菌を活発にする
③消化酵素を温存できる酵素飲料でしっかり栄養補給をし、代謝に残りの酵素を回す
以上の3点で腸内環境を整え、代謝が働ける健康的な身体作りを行います。
【ファスティング.5】ファスティングの行い方<1週間ファスティング>