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特集

2024.04.10

【美肌は1日にしてならず…①】 紫外線とは?

【美肌は1日にしてならず…①】 紫外線とは?

皆様こんにちは。
暖かくなり桜が咲くようになりました。お花見などでお出かけされる方も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが紫外線です。実は紫外線は夏ではなく春が一番強いのです。
今回は紫外線についてお話しします。今日から紫外線対策を始めましょう!

紫外線とは?

紫外線対策アイテム

紫外線について、皆様はどのくらい知っていますか?
紫外線が多くなり始めるのは、実は。春から太陽の高度が上がり地上と近くなる為、多くの紫外線が降り注ぐのです。
春になるとテレビCMなどで紫外線対策のスキンケアが流れ始めたり、薬局などの店頭でも紫外線ケア用品が販売されますが、理由はこのためです。
紫外線対策は春から行うことが理想的なのです!

なお、紫外線にはUV-A(紫外線A波)と、UV-B(紫外線B波)があります。これら二つの性質を理解し、ケア方法を適切に行ってあげることがポイントとなります。

UV-A(紫外線A波)とは?

A波は、4月から一気に夏と変わらないくらいまで増加します。
このA波は「生活紫外線」と呼ばれ紫外線の中で最も波長が長く、じわじわと肌の深部に到着します。
張りや弾力のもととなる線維芽細胞を破壊して肌のたるみなどを起こしたり、時間を掛けて肌を黒くしたりします(サンタン)。
なお、このUV-A(紫外線A波)は割合が95%と多い為、注意が必要です。

UV-B(紫外線B波)

B波は、4~9月に多くなり、冬はそれまでの季節の五分の一程度まで減少します。
このB波は真夏に最も量が多くなり、主に肌の表面にダメージを与え、しみ・そばかすとなります。
その他にも、肌にやけどを起こし日焼けが赤くなったり、ヒリヒリしたり、皮がめくれたりする症状(サンバーン)を引き起こすのも、このUV-B(紫外線B波)が原因です。
なお、サンバーンの後にサンタンとなり、肌が黒くなることもあります。
割合は5%と少ないもののエネルギーは強い為、こちらも注意しなくてはいけません。

紫外線はビタミンDの合成を助けてくれる役割もあり大切ですが、上記のようなことがある為対策をすることが重要となってきます。

PA・SPFに注目!

女性

紫外線ケアの基準となるPAやSPF。日焼け止めには、必ずこのPAやSPFなどが書いてありますが、この二つの違いは何でしょうか?

<PA>
A波の防止効果を示したものです。+が多いほど防ぐことができます。

<SPF>
B波の防止効果を示したものです。50以上になると「50+」で表示されます。

数値の高い物は、効果は大きいですが、その分肌への負担も大きいです。
お肌への過剰な負担は肌荒れや老化の原因となるため、あまり好ましくありません。
そのため、
・外での移動時間が少ない場合は、効果が弱めのものを1日に数回塗布する。
・外での長時間の行動の時のみ、数値の高い日焼け止めを使う
など、時間や場所によって使い分けるのがおすすめです。

日焼け止めの注目したい成分

UVケア

また、日焼け止めの成分によっても変わってきます。是非、成分表でチェックしていただきたいものをご紹介します!

紫外線吸収剤(ケミカル処方)

紫外線を肌の上で吸収し、化学変化を起こして日焼けを防ぐ作用を持つ成分です。原料が無色透明であり肌に塗布しても白くならないため、原料を多く配合することができ、SPFを高く出来ます。
ただし、高い効果はあるものの、科学的に紫外線を吸収して熱エネルギーにする為、肌への負担が大きいというデメリットもあります。
また、一部の成分はサンゴの白化現象や海洋生物に影響を与える為、禁止されている国もあります。

紫外線散乱剤(ノンケミカル処方)

紫外線を物理的に反射、散乱させ日焼けを防止します。ケミカル処方より肌への負担は少ないですが、効果は弱め。その理由は、材料が白いパウダー状になっており、多く配合してしまうと肌が真っ白になります。そのため、多量に配合できず、結果SPFが低くなりがち…という面もあります。
ですが、最近では配合の調節や技術努力で白くなりにくく、SPFが高いものを出せるようになってきています。

どちらの成分も一長一短ですが、肌を守るはずが、配合されている成分によってお肌に過剰なダメージを与えてしまっては意味がありません。ご自身の生活スタイルにあい、お肌に優しい物を選ぶことがベストです。

日焼け止めを塗るポイント

日焼け止めを塗る女性

上記の様に、紫外線にも、日焼け止めにも様々な性質があることが分かるかと思います。ここでは、日焼け止めのおすすめの塗り方をご紹介します!

晴れの日以外や室内でも、日焼け止めを塗る

曇りの日は晴れた日の6割以上の紫外線が届いており、雨の日は晴れた日の2割程度の紫外線が届いています。また、A波は窓を透過します。
そのため、「今日は室内だから…」「今日は曇りで涼しいから…」と思わず、室内や車やバスのなかであっても日焼け止めなどで紫外線対策を行うことが理想的です。

塗り残しに気を付ける

おでこや耳などを塗り忘れてしまい、紫外線ダメージを受けることがあるので、ムラなく塗り残しがないようにしましょう。顔に塗る際には5点置き(額・両頬骨・鼻頭・顎先)してから塗るのがおすすめです!
また、日差しを浴びやすい頬骨、鼻に重ね塗りをすると、より日焼けを防ぐことができます。

塗り直し

汗や皮脂で日焼け止めが落ちる為、2~3時間に一度塗り直しを心がけてください。
春は汗の量が少ない為、お昼の一回でOK!メイクの上から塗れるパウダーなどで顔も塗り直しましょう。
また、手洗い消毒などをした後は日焼け止めが落ちてしまうことがあります。完全に落ち切っていないとまだら焼けになるので、手を洗った後などは塗り直しするようにしましょう。

使用量を守る

ベタベタするからと使用量を減らすと効果が得られないため、適当な量を使用しましょう!

【お肌のサイクルを助けるビタミンC】
ビタミンCには、肌の保水作用や、紫外線によるダメージケア、その他、お肌のサイクルをサポートする作用があります。
「今日はたくさん紫外線を浴びたかも…」と思う日は、ビタミンCの摂取を心がけると、美肌のサポートに繋がりおすすめです!

いかがでしたか?
紫外線には種類があるため、適切にケアしてあげることでお肌を守ることができます。
次回は、いよいよ気になる紫外線でのダメージケアや、栄養サポートについてご紹介します。お楽しみに♪